きりしぐれ日記 <夜を翔ける>

誰のためでもない、眠れぬ己が夜のために…

Ads by Google

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

PageTop

雪幻想

 今夜出かけたレストランの庭で、あたかも雪が降ったかと錯覚しそうになるような光景に出くわした。白いツツジが雨に濡れ、夜に仄白く浮かび上がっている。一種、春の雪幻想である。

 今年のツツジは例年より花たちが鮮やかだ。世の中が不況の波に洗われてくすんでいくとき、凛として初夏を迎えるツツジはいっそけなげですらある。ひとはときとして物言わぬこんな花たちからも元気づけられる。

 ありがとう、ツツジの花たちよ。

雪幻想

PageTop

花冷え

 桜が咲きはじめたというのに、春は思わせぶりに行きつ、戻りつを繰り返している。今朝も大気は冷たかった。それでも桜の梢は、目に見えて日々賑わいを深めている。
 花冷え――なんとも美しい日本語だけど、春の暖かさへの期待を裏切られた無念さもこめられた言葉である。
 
 週明けには花見の誘いがいくつかきている。花の下に敷物をひろげ、夜桜を愛でながら酒を飲むスタイルのお誘いは、さすがにお断りしている。たとえ、昼間が春の陽気に恵まれて暖かかったとしても、日暮れとともに寒くなる。ああいうことは若い人たちに任せておけばいい。
 
 桜をダシにして酒を飲むのであれば、場所はどこでもいい。ちょいと桜を見て、近くの飲み屋へ繰り込もうという魂胆である。 この季節、毎年、同じことを飽きもせずに繰り返してきた。
 寂しいのは、ここへきて、定年でひとり欠け、ふたり欠けていくことだ。
 うれしいのは、定年後、すぐには出てこなかった顔が、2〜3年もするとすっきりした顔で戻ってきてくれたとき。 
 第二の春を迎えて、当初は心の花冷えに身をちぢめていたけれど、ようやく本当の春になった人たちである。今年もまたふたり、なつかしい顔に会えそうだという。なんとも楽しみだ。

PageTop

ミモザの季節

 寒い。
 冬の寒さは、いまがピークだろう。今週はぐずついた天気がつづき、とうとう今日、昼間に都心では雨が雪に変わった。朝の天気予報では、雪にならないと言っていたのに……。
 寒いのがつらいと弱音を吐きながら、窓の外に舞う雪を見て、思わず歓声を上げたくなった。冬だもの。やっぱり一度くらいは雪が降ってくれないと。
 
 2月になってから、毎日、寒い、寒いとぼやいてきたけど、それでも今年は記録的な暖冬なのだそうだ。
 わかるよなぁ。冬といえば、吐く息がもっと真っ白になったものだった。今年だって、早朝、犬たちを散歩に連れて行く6時過ぎ、吐息が白くはなるけれど、白さがたいしたことない。昔はこんなものじゃなかった。もっと硬質の寒さだった記憶がある。
 
 とは言え、来週からは3月になる。花も梅はすでに盛りを過ぎた。毎週のように訪れている公園の花たちも着実に変わっている。先週はミモザの花がみごとだった。
 
 そろそろ冬から春の兆しがはっきりしてくるけど、春を実感するまでにはまだ少し間がある。
 
 

PageTop

もしかして……

 部下のひとりが高熱を出して休んだ。インフルエンザでなければいいのだが……。
 心配だが、彼も三十代の後半。親の家の近くに住んでいる。ぼくが出る幕じゃないだろう。

 このところ、風邪とは無縁の月日を送っている。「あ、やばいかな?」と思っても、かろうじて打っちゃっているみたいだ。女房は、毎日愛飲している健康茶のおかげじゃないだろうかと言っている。
 そう言えば、ぼくよりも風邪をひきやすい女房もピンピンしている。一昨年、知り合いが教えてくれたお茶である。教えた張本人は忘れているみたいだ。

 とはいえ、油断せずに冬を乗り切ろう。

PageTop

インフルエンザ

 今年もインフルエンザが猛威をふるっているようだ。
 何年か前にはじめてインフルエンザにやられて以来、毎年、予防注射を受けている。辛かったのは最初の3日間だけ。あと、何が辛かったかというと1週間の禁足令だった。家から一歩も出てはならないという医者からのお達しである。とりわけ、調子がよくなってくると外へ出て行きたくてうずうずしてくる。せっかく休んでいるのに……と。

 予防注射はしていても、油断は禁物。インフルエンザと予防ワクチンの型が違えばなんの効果もないそうだから。せいぜい仕事の疲れ、遊びの疲れをためないようにしたい。

PageTop